社会保険労務士資格の知られざる誕生秘話!!

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社会保険労務士資格の知られざる誕生秘話!!

やや「お勉強」的な内容になりますが、このページでは、これから皆さんが取得を目指す社会保険労務士資格の歴史・沿革をあらためて振り返っておきたいと思います。「歴史なんて知る必要はない」という方は、次の「定義・役割」のページに進んでいただいてけっこうです。

社会保険労務士資格の歴史は、わが国における労働あるいは社会保険制度の歴史と密接な関係にあります。

社労士
第二次世界大戦終了後、社会保険労務士試験の試験科目としてもお馴染みの労働基準法、労働者災害補償保険法、失業保険法(現在の雇用保険法)といった法律が次々と誕生し、併せて厚生年金保険法も全面的に改正されて、社会保険制度の基盤も整いました。

それによって労働者を取り巻く環境は飛躍的に向上したわけですが、一方で、企業の側では労務管理や社会保険の手続きの負担が増大。特にマンパワーに限りがある中小企業は、その対応に苦慮していました。そしてそんな企業を当時サポートしていたのは「労務管理士」や「社会保険士」といった民間資格を持った人たち、あるいは畑違いながら行政書士たちでした。

ただし、労務管理士も社会保険士もあくまでも民間資格であるため質にばらつきがあり、行政書士に至っては人事・労務分野の専門家ですらありません。
そこで、真の専門家が必要ということで、1968年の社会保険労務士法の制定とともに制度化されたのが国家資格である社会保険労務士。この名前からもわかるとおり、既にあった社会保険士と労務管理士を統合する形で誕生しました。

社会保険労務士のその後の歩みについては皆さんもある程度はご存知のことと思いますが、主だった出来事を年表形式でまとめておきます。

1968年 社会保険労務士法制定
1986年 書類作成基礎事項表示権・他人作成書類審査権付与
1988年 審査請求代理権付与
2000年 社会保険労務士試験事務を連合会へ委嘱
2003年 社会保険労務士法人発足、ADRあっせん代理権付与
2007年 裁判外紛争解決手続制度の代理権付与、特定社会保険労務士制度発足



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