社会保険労務士業界の取り組み②:専門人材の育成

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社会保険労務士業界の取り組み②:専門人材の育成

このページでは『社会保険労務士業界の課題』のカテゴリーの中で取り上げた「専門人材の不足」に対する、社会保険労務士業界の対策や取り組みについて見ていきたいと思います。

これまでにも、全国社会保険労務士会連合会または都道府県の社会保険労務士会が音頭を取って、社会保険労務士の能力向上や最新情報の提供を目的とした各種研修の類は行われてきました。

eラーニング
「研修」というと、参加者を一箇所に集めての「集合型研修」が真っ先に思い浮かぶところですが、社会保険労務士業界としてはそれだけでなく、より利便性の高いe-ラーニングにも力を入れています。これまでに実施されたe-ラーニングによる研修には、たとえば以下のようなものがあります。

<専門分野研修>
●就業規則作成・見直しのポイント
●紛争解決業務実務講座
●国民年金保険料後納制度に係る事務の概要
<連合会政策研修>
●労働条件審査の実際とこれからの方向性
●地方公共団体における労働条件審査の実務
●年金相談実務者研修
●個人情報保護と社会保険労務士
●特定社労士と紛争解決制度 ~簡易裁判所・労働審判


いずれも有意義なテーマであることには変わりありませんが、その中でも注目すべきは、「特定社会保険労務士」や「紛争解決」に関する研修、そして「年金相談」に関する研修です。

社会保険労務士業界における「専門人材の不足」が指摘される際、紛争解決業務と年金相談業務は必ず挙げられる分野でもありますので、これらに関する知識や技術のブラッシュアップにつながる研修というのは、特に期待が高いと言えます。
ただし、e-ラーニングだけではやはり限界もありますので、その他の集合型研修などといかに効果的に組み合わせていくかが、今後の課題となってくるかもしれません。

とは言え、社会保険労務士業界においては、資格を取得した後の研修制度がたいへん充実してきているのは事実。皆さんも社会保険労務士になったあかつきには、こうした研修を積極的に活用して、自らの研鑽に励むと良いでしょう。



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