社会保険労務士の業務領域④:助成金

*

社会保険労務士の業務領域④:助成金

助成金
●「助成金」業務の特徴
社会保険労務士の業務と関係性の深い「助成金」と言えば、やはり雇用関係の助成金ということになりますが、しかし一口に「雇用関係の助成金」と言っても、その種類はさまざま。ざっと挙げてみても、文字通り、人を雇用したときにもらえる助成金に始まり、雇用調整、高年齢者の雇用継続、そして育児休業などに関する助成金があります。

ちなみに「助成金業務」とは具体的に何をするのかと言いますと、お客さんに対して「こんな助成金があるので利用してみませんか」と紹介・提案するのはもちろんのこと、助成金をもらうための申請作業も代行します。この申請代行業務というのは、社会保険労務士の独占業務となっていますので、資格を持たない一般のコンサルタントでは行うことができません。

●新人社会保険労務士におすすめの理由
助成金業務は、数ある社会保険労務士の業務の中でもお客さんからの受注を得やすい業務とされています。その意味では、独立・開業したばかりの新人社会保険労務士におすすめの業務とも言えます。

助成金業務が「受注を得やすい」理由は明白で、それはお客さんにとってのメリットがわかりやすいから。助成金を申請することで返済不要の給付金がもらえるわけですから、たとえ社会保険労務士に申請代行費用を払ったとしても、利用したいと考えるのは当然と言えば当然です。

●「助成金」業務における2つのタイプ
「助成金」業務を手がける社会保険労務士は、大きく2つのタイプに分類することができます。ひとつは、1種類の助成金を多くの会社に売り込むタイプ。そしてもうひとつは、1社に対して複数の助成金を売り込むタイプです。

まず前者については、取り扱う助成金は1種類のみですので、その助成金に関する知識をとことん深めることができ、その高い専門性でもって次々と顧客を開拓・獲得していく戦略が有効です。

一方、後者については、前者ほどの高い専門性は得られないものの、お客さんのさまざまなニーズに対応することができます。助成金申請業務を足がかりにしてその他の相談業務をも請け負うことで、ゆくゆくは顧問契約を結ぶというのが理想的な形です。



社会保険労務士の業務領域④:助成金 関連ページ

社会保険労務士の業務領域⑯:非正規雇用
●「非正規雇用」業務の特徴 労働者全体に占める非正規雇用の割合が3分の1を超える現代にあって、このページで取り上げる「非正規雇用」業務は、数ある社会保険労務士の業務領域の中でももっともホットと言っても過言ではないでしょう […]
社会保険労務士の業務領域⑮:コーチング
●「コーチング」業務の特徴 社会保険労務士の業務というのは、どちらかと言えば「守り」の業務の方が多いと言えます。たとえば「経営者にきちんと残業代を支払わせる」、あるいは「従業員に対して就業規則を徹底させる」。どちらも何か […]
社会保険労務士の業務領域⑭:割増賃金
●「割増賃金」業務の特徴 ここで言う「割増賃金」業務とは、残業代未払い問題の「予防」業務だとまずはご理解ください。間違っても、残業代未払い問題が発生した後の「後処理」業務ではありません。 別ページの「IPO」業務の中でも […]
社会保険労務士の業務領域⑬:組織活性化
●「組織活性化」業務の特徴 このサイトの中でも繰り返し述べていますが、社会保険労務士というのは人事・労務分野の専門家です。すなわち、会社はヒト・モノ・カネの3つの要素によって成り立っていると言われますが、このうち「ヒト」 […]
社会保険労務士の業務領域⑫:IPO
●「IPO」業務の特徴 平成10年代には年間150社あまりあった新規上場企業の数も、平成20年代にもなると50社未満にまで激減。その意味では、「IPO」業務を中心に手がける社会保険労務士にとっては厳しい時代が長く続いてい […]
社会保険労務士の業務領域⑪:給与計算
●「給与計算」業務の特徴 社会保険労務士に興味を持ったばかりの方の中には、「社会保険労務士」という資格と「給与計算」という仕事の結びつきが今一つピンとこない方もおられるかもしれませんが、もちろん両者は密接な関係にあります […]
社会保険労務士の業務領域⑩:各種手続き
●「各種手続き」業務の特徴 社会保険労務士の開業マニュアル本の類を読むと大抵、「付加価値の高いコンサルティング業務を中心に行うべし!」といったことが書かれていますが、それとは逆行するかのように、「各種手続き」業務を中心に […]
社会保険労務士の業務領域⑨:ハラスメント
●「ハラスメント」業務の特徴 別のページで取り上げている「紛争解決」と比較的近い業務領域となりますが、双方向的な争いであるため顕在化しやすい「紛争」に対して、「ハラスメント」は強者から弱者への一方向的な力の行使であるため […]
社会保険労務士の業務領域⑧:紛争解決
●「紛争解決」業務の特徴 一口に「紛争」と言っても、さまざまな種類、そしてレベルのものがあります。たとえばその会社独自のルールである就業規則をきちんと整備することによって解決できるような軽微な紛争もあれば、それこそ裁判所 […]
社会保険労務士の業務領域⑦:行政調査
●「行政調査」業務の特徴 会社には、さまざまな「行政調査」の手が入る可能性があります。もっともメジャーなのは、しっかりと税金を支払っているかどうかをチェックする税務調査ですが、社会保険労務士のフィールドである人事・労務分 […]