社会保険労務士には4つの登録形態がある!

*

社会保険労務士には4つの登録形態がある!

①受験資格を得て、②社会保険労務士試験に合格して、③2年以上の実務経験を積み(または「事務指定講習」を受講・修了して)、そして④登録の手続きを済ませたなら、晴れて社会保険労務士として活動できるようになります。

社労士
最後の「登録」については手続きの問題に過ぎませんが、とは言え、単なる手続きとして片づけてしまうことのできないところもあります。というのも「登録」に際してはあらかじめ、社会保険労務士としての業務形態を決定しておかなければならないからです。

社会保険労務士の業務形態、すなわち登録形態には以下の4つのタイプがあります。

1つめは「開業」登録です。
社会保険労務士として「開業」登録を行うことによって、「○○社会保険労務士事務所」といった形で自らの事務所を構え、顧客から依頼を受け、そして報酬を得て社会保険労務士活動を行うことができるようになります。

2つめは「法人社員」登録です。
これは、2003年度に社会保険労務士事務所の法人化が認められるようになったことに伴い誕生した、比較的新しい登録形態。「法人社員」登録を行うことによって、2人以上の社会保険労務士で共同して社会保険労務士法人を設立し、社会保険労務士業務を行うことができるようになります。

3つめは「勤務」登録です。
「勤務」登録をした社会保険労務士は、会社に従業員として勤務しながら、自社に関する社会保険労務士業務を行います。ちなみに、開業社会保険労務士や社会保険労務士法人の従業員として勤務する場合にも、この「勤務」登録となります。

4つめは「その他」登録です。
これは、純粋に個人として社会保険労務士登録する形態で、開業社会保険労務士のように報酬を得て業務を行ったり、勤務社会保険労務士のように自社内の社会保険労務士業務を行うこともできません。
ただし「社会保険労務士」という肩書きは手に入りますので、それを活かして、たとえば原稿執筆や講演などを行うことができます。また、社会保険労務士としての活動をするつもりはないが、転職の際のアピール材料にしたい、あるいは経歴に箔を付けたいといった場合にも「その他」登録が適しています。



社会保険労務士には4つの登録形態がある! 関連ページ

「特定社会保険労務士」になるためのステップ
1号業務(申請書等の作成、申請書等の提出手続き代行、事務代理)、2号業務(帳簿書類の作成)、3号業務(相談・指導業務)については無印の社会保険労務士でも行うことができますが、第4の業務である「紛争解決手続き代理業務」につ […]
「事務指定講習」の受講の手引き
前のページでは、社会保険労務士になるための「①受験資格→②社会保険労務士試験→③実務経験→④登録」という4つのステップについてご紹介しました。 「④登録」は単なる手続きなので除外するとして、まず「①受験資格」については、 […]
「社会保険労務士」になるためのステップ
社会保険労務士の業務について一通り見てきたところで、ここからは、そんな社会保険労務士になるための方法について確認していきたいと思います。 「わざわざ教えてもらうまでもなく、社会保険労務士試験に合格すればいいんでしょ?」と […]
社会保険労務士の“第4の業務”とは?
ここまで、社会保険労務士の1号・2号・3号業務について見てきましたが、業務内容の違い、あるいは独占業務・非独占業務の違いこそあれど、いずれの業務も、社会保険労務士制度がスタートした当初から存在する伝統的な業務であることに […]
「3号業務」とは、具体的にはこんな仕事!
社会保険労務士の「3号業務」というのは、言ってみれば人事・労務管理の専門家ならではのコンサルティング業務のことですが、その内容は「コンサルティング」という一言では片づけられないほどに多岐にわたります。社会保険労務士による […]
社会保険労務士の「3号業務」とは何か?
社会保険労務士の業務に1号業務や2号業務があれば、当然「3号業務」というのも存在します。そして社会保険労務士として活動していく上で、この「3号業務」は決して欠かすことのできない業務となりますので、これまでに見てきた「1・ […]
「1・2号業務」とは、具体的にはこんな仕事!
前のページで、「1・2号業務というのは、①書類等の作成、②提出手続きの代行、③事務代理の3つの業務」とご紹介しましたが、この説明だけですと今一つピンとこない部分もあるかと思います。そこでこのページでは、各業務について具体 […]
社会保険労務士の「1・2号業務」とは何か?
社会保険労務士の業務については、社会保険労務士法の2条において「社会保険労務士は、次の各号に掲げる事務を行うことを業とする」といった形で明確に定められています。 そしてページタイトルにある「1・2号業務」というのはまさし […]
社会保険労務士は法律のエキスパート!?
前のページで、全国社会保険労務士会連合会が定める「社会保険労務士の役割」をご紹介しましたが、その中に「社会保険労務士は、労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家」という言葉がありました。 社会保険労務士が「人事 […]
社会保険労務士とは斯くあるべし!
社会保険労務士の定義 「社会保険労務士の定義」とは、何とも大仰な言い方に聞こえるかもしれませんが、実は法律によってきちんと定められています。具体的には「社会保険労務士法に基づき、毎年一回、厚生労働大臣が実施する社会保険労 […]