正しい「インプット学習」の方法

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正しい「インプット学習」の方法

社会保険労務士試験のインプット学習においては、最低でも3回、初学者の場合にはできれば5回は繰り返してテキストを通読したいものです。

ちなみに「繰り返す」とは言っても、1回1回のテキストの読み方は決して同じではいけません。むしろ、目的に応じて1回1回の読み方を意図的に変えていく必要があります。


テキスト

たとえば1回目は、あまり時間をかけることなくスピーディーに読み流します。
「1回目こそ丁寧に読むべき」と思われるかもしれませんが、初学者が何の知識も持たない状態でテキストを読んでも、最初は全然理解できないはず。そこを無理に理解しようとするのではなく、全体のイメージをざっくりと掴むことこそが1回目の通読の目的です。

つづく2回目は、もう少し時間をかけてじっくりとテキストを読み込んでいきます。1回目の通読を通して、科目ごとの概要などは既に把握できていると思いますので、個別の各論についてもだいぶ理解しやすくなっているはずです。

そして3回目でいよいよ暗記作業に入っていきます。
ただし初学者の場合には、この3回目ではまだ理解が十分でない可能性もありますので、暗記作業に取りかかるのは4回目以降でもかまいません。理解が十分でないままに暗記をしてしまうと、その暗記自体が不確かなものになってしまいますので、ここは焦らないようにしてください。

さて、1科目分のテキストを読むのに5時間、全10科目で50時間。これを5回繰り返すわけですから、トータルで250時間。少し余裕を見て300時間だとしても、インプット学習にかけるべき時間量の500時間にはまだ200時間の余裕があります。

実は、インプット学習において読むのはテキストばかりではありません。同じように、過去問についても読む必要があるのです。

過去問を読むことの意味はずばり、テキストを読む際のポイントを絞り込むため。すなわち過去問を読んで、社会保険労務士試験で出題される問題の傾向を把握することができれば、テキストに書かれた内容のうち、どこが頻出箇所で、どこがそうでないかが判別できるようになります。

そうした目的に鑑みても、1回目のテキスト通読後、遅くとも2回目のテキスト通読後には一旦、過去問のインプット学習に移行することをおすすめします。
一見遠回りのように思えるかもしれませんが、過去問を読むことで、テキストの読み方や読むスピードはだいぶ違ってくるはずです。



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