「開業社会保険労務士」と「企業内社会保険労務士」の違い

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「開業社会保険労務士」と「企業内社会保険労務士」の違い

皆さんがこれから目指す「社会保険労務士」には2つの生き方があります。「生き方」という表現が少し大袈裟に聞こえるなら「進路」と言い換えても良いでしょう。そしてその「進路」は、遠い将来ではなく、社会保険労務士試験に合格した直後から2つに分かれることになります。

企業内社労士と独立系社労士
社会保険労務士になるためには単に社会保険労務士試験に合格するだけでは不十分で、その後に、社会保険労務士会に対して登録手続きを行う必要があるわけですが、登録のカテゴリーとして「開業」「勤務等」「法人社員」という3つの種別が用意されています(「法人社員」は特殊なケースであるため、以降の説明では除外します)。

社会保険労務士として独立・開業する人は「開業」、企業内社会保険労務士となる人は「勤務等」を選んで登録することになり、ここまで済ませてようやく、社会保険労務士を名乗って活動できるようになります。

まず「開業社会保険労務士」については言うまでもないでしょう。「○○社会保険労務士事務所」といったように自ら事務所を構えて、基本的には個人で社会保険労務士としての活動を行います。
ちなみに2013年3月末時点で、全国における社会保険労務士の登録人数は37,784人ですが、このうち22,469人が「開業社会保険労務士」。すなわち社会保険労務士の約6割は「開業社会保険労務士」ということになります。

一方の「企業内社会保険労務士」については今一つピンとこない部分もあるかもしれませんが、こちらは文字通り、企業に所属して、その企業の中で活動する社会保険労務士のこと。マイナーな進路のように思えるものの、社会保険労務士の約4割はこの「企業内社会保険労務士」という形で活動しています。

取得した資格を、独立・開業して活かすか、はたまた企業内で活かすかはまったくもって個人の自由であるわけですが、登録形態として「勤務登録」が認められているのは実は社会保険労務士だけ。このことはすなわち、独立・開業することが前提の他資格に対して、社会保険労務士資格というのは「企業内社会保険労務士」という生き方(進路)が制度として保証されていることを意味します。



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