「合格率」に見る、社会保険労務士試験の人気と難易度の実態!!

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「合格率」に見る、社会保険労務士試験の人気と難易度の実態!!

まずは「論より証拠」ではありませんが、直近10年間の社会保険労務士試験の受験者数・合格者数・合格率の推移から実際にご覧いただき、その上で各項目について詳しく見ていくことにしましょう。

合格率

社会保険労務士試験の合格率の推移

  受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
平成16年度 51,493 4,850 9.4
平成17年度 48,120 4,286 8.9
平成18年度 46,016 3,925 8.5
平成19年度 45,221 4,801 10.6
平成20年度 47,568 3,574 7.5
平成21年度 52,983 4,019 7.6
平成22年度 55,445 4,790 8.6
平成23年度 53,392 3,855 7.2
平成24年度 51,960 3,650 7.0
平成25年度 49,292 2,666 5.4

受験者数(人気)

社会保険労務士試験の受験者数は、多少の増減こそありますものの、ここ10年間は一貫して5万人前後で推移しています。この5万人という人数ですが、20万人近い人たちが受験する宅建は少し特殊なケースなのでそれを例外として除けば、主要な国家資格試験の中では多い部類に入ります。すなわち、それだけ社会保険労務士資格は人気のある資格ということでもあります。

ちなみに社会保険労務士資格は昔からこれほどの人気があったわけではなく、実際に平成元年度の受験者数は9,918人と、1万人に届きませんでした。それから20年あまりで、5万人もの人たちが受験する超人気の資格試験になったのは、人事・労務分野において高い専門性を具えた人材が求められるようになった時代背景とも決して無縁ではないでしょう。


合格率(難易度)

社会保険労務士試験の合格率は、ここ10年間で単純に平均を出すと「8.1%」。国家資格試験の中には、司法書士試験や中小企業診断士試験のように合格率が5%未満の試験もありますので、それと比べれば「8.1%」という数字はまだマシと言えるかもしれません。

しかし「8.1%」という数字は、平成16年から20年までの前半部分の合格率によって引き上げられた感もあります。事実、平成21年から25年までの後半部分の平均合格率は「7.2%」。しかも直近の平成25年度に至っては、過去最低の「5.4%」を記録しています。

こうした難化傾向はこの先も続くものと思われますので、もしかしたら社会保険労務士試験も、さきほどご紹介したような合格率が5%未満の超難関資格試験の仲間入りを果たす日もそう遠くないかもしれません。穿った見方をするのなら、社会保険労務士試験に挑戦するのなら、早ければ早い方が良いと言えそうです。



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