社会保険労務士完全ガイド

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社会保険労務士完全ガイド

社会保険労務士とはどんな資格なのか?

社会保険労務士制度は、その名も社会保険労務士法という法律に基づく制度です。社会保険労務士になるためには原則として、社会保険労務士試験に合格し、その後、全国社会保険労務士会連合会に備える名簿に登録を受ける必要があります。

社労士完全ガイド
「人事・労務分野の専門家」とも言われる社会保険労務士ですが、その主な業務は以下の7つとされています。


  1. 労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類の作成
  2. 申請書等の提出代行
  3. 申請等についての事務代理
  4. 都道府県労働局及び都道府県労働委員会における個別労働関係紛争のあっせん手続の代理
  5. 都道府県労働局における男女雇用機会均等法、パート労働法及び育児・介護休業法の調定の手続の代理
  6. 個別労働関係紛争について厚生労働大臣が指定する団体が行う裁判外紛争解決手続における当事者の代理
  7. 労務管理その他の労働及び社会保険に関する事項についての相談及び指導

このうち①~③については、社会保険労務士の独占業務となっており、社会保険労務士資格を持たない者はこれらを行うことはできません。
一方、④~⑥については、社会保険労務士ならば誰でも行える業務というわけではなく、社会保険労務士試験とは別に「紛争解決手続代理業務試験」に合格した者(特定社会保険労務士)だけが行うことのできる業務となっています。
残る⑦については、社会保険労務士資格を持たない、たとえば一般の人事・労務コンサルタントなどでも制限なく行うことができます。


社会保険労務士試験とはどんな試験なのか?

社会保険労務士試験は昭和44年度に第1回試験が行われ、直近の平成25年度までに計45回もの回数を重ねています。
試験日は毎年8月の最終日曜日で、試験場所は全国各地。具体的には、北海道、岩手県、宮城県、山形県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県の21都道府県となっています。

試験科目は、労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険徴収法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、労務管理その他の労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識の全10科目。
出題形式は「択一式」と「選択式」の2通りで、解答方式はどちらもマークシート形式になっています。ちなみに択一式の試験時間は210分、選択式の試験時間は80分です。

社会保険労務士試験の一番の特徴は「受験資格」があること。これを満たしていないと、試験を受験することすら適いません。
「受験資格」には、学歴・職歴・その他資格に関する条件がありますが、複数あるうちのどれかひとつでも満たしていれば良く、「大卒」というのもそのひとつになります。


試験に合格するための効果的な勉強法とは?

社会保険労務士試験に合格するためには、上でご紹介したような試験の特徴を踏まえて、試験科目ごとや出題形式ごとに対策を立てる必要があります。

また、資格試験全般に共通するものから、社会保険労務士試験にこそ有効なものまで、さまざまな受験テクニックも存在します。そのあたりのことについては、各カテゴリーの中で詳しく解説していますので、そちらを参考にしていただければと思います。


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